突発性難聴になった記録

突発性難聴になった記録とそれ以外に思ったことをツラツラと。まずはこちらをご覧ください。http://buchi0323.hatenablog.com/entry/2017/06/09/164328

耳鳴り、耳の閉塞感に襲われたらすぐに読んでもらいたい! 「突発性難聴」

突発性難聴になって

 

突発性難聴について、いろいろとネットに情報が溢れているので、どの情報を信じるかはその人次第だと思いますが、2017年5月末に自身が突発性難聴にかかり、その治療の記録をここに記します。

 この文章自体も入院中に書き始めました。私自身、治るかわからないこの病気の恐怖に怯えながらこの文章を書いています。 

今、突発性難聴と診断され、不安に思っている誰かにこの情報が届くことを祈ります。

 

ここに書くのはあくまでも、私個人の主観であり、私には医学的知見は一切ございません。

それを理解していただいた方のみ、以下に進んでください。

 

まず最初に

・耳鳴り

・耳の閉塞感

 

上記2点を感じたらすぐに耳鼻科に行ってください。突発性難聴の可能性があります。絶対に楽観視しないでください。耳鼻科に行きましょう。

 

仕事は明日に回しましょう。私はそれをせずに、後悔しています。

今すぐ病院に行きましょう。

 

もし突発性難聴だった場合、日でも早い治療開始が完治の可能性をぐっとあげる近道です。

 

すぐに入院してください。たった1週間の入院があなたの一生の聴力に影響します。

私は翌日のフランス旅行を蹴って、入院しました。それぐらい事が重大だと認識してください。

 

私の担当してくれた先生曰く

突発性難聴は完治の確率が33%、緩和33%、治らない33%という恐ろしい病気。1週間以内にステロイド点滴をスタートさせることで、完治、緩和の確率を10%ほど上げてくれると。

 

時間との勝負です。急いで入院の準備をして下さい。

 

ネットでは鍼灸がいいなどの情報もありますが、あくまでも入院治療が先だと僕は判断しました。

入院治療を行い、そのあとに鍼灸を試すべきです。まずは入院。入院中にたっぷり時間はあります。その時、その後のことは考えましょう。

 

私のスペック

・1989年3月生まれ(28歳)

・身長 180cm

・体重 90kg

・会社員(広告系)

・営業職

・持病 アレルギー性鼻炎(埃、ハウスダストなど)

 

具体的に耳に起きた異変

朝起きると、前日にはなかった右耳の違和感を感じる。

具体的には

 

・耳鳴り

私はピーという高い音。人によってはボーやジーなど別の耳鳴りになることもあるらしい。

 

・耳の閉塞感

水の中で音を聞いているような感覚。はっきりと音が聞こえず、ボヤける、音が割れるといった感じ。

 

・耳のしびれ

音が正しく聞こえないということもあり、耳がしびれているような感覚。

 

・耳の腫れ

実際には腫れていなかったのですが、自分では耳の腫れがこの病状の原因だろうと勝手に自己解決してしまい、入院が遅くなってしまいました。

 

上記のような症状。このタイミングではさほど心配していなかった。

 

・症状の悪化

突発性難聴と診断され、事の重大さを理解していない私は、その翌日にゴルフに出かけました。すると、症状が悪化し、右耳が一切聞こえない状況になりました。

 

私は一般的には、体も大きく、頑丈そうな見た目。

突発性難聴の引き金としてストレスが関与しているのは、個人的な感覚だがほぼ間違いないと思う。 

 右耳以外、体には一切不調はなく、通常通りの健康体。お腹も空くし、飛んだり跳ねたりもできる。

 突発性難聴の怖いとことは耳以外異変がないので、あまり深刻に考えずに、そのままにしてしまうこと。

 私も発症してから3日間放置してしまったことを後悔しています。

 

突発性難聴と診断されたら

・すぐに入院したいと言う

ステロイド点滴を打ってもらう。

・星状神経ブロック注射をしてもらう。

 

すぐに入院しましょう。突発性難聴は時間との勝負です。入院することで通院や処方よりもより強力なステロイド点滴を打ってもらえます。

迷わずにすぐ入院してください。耳が聞こえなくなる可能性を少しでも減らすために。

 

どのように治っていくか

治っていく経過について掲載されている情報が少なかったのでわたしの治っていった経過を書きます。

 

  • 耳の閉塞感が緩和される。(入院3日目ぐらい)
  • 聴力が回復し音が立体的に聞こえるようになる。(入院4日目ぐらい)
  • 耳鳴りが気にならない時間が増える(入院5日目ぐらいから)

 

突発性難聴は発症するタイミングは突然ですが、治っていく経過は徐々に治っていく感じです。

わたしの場合、入院1週間でかなり早いスピードで回復していきました。(この例はあまりないそうです。)

 

通常は

・1週間程度で若干聴力が回復(1週間で退院)

・2週間程度で閉塞感がなくなり始めるor耳鳴りが緩和される。(通院治療)

・3週間程度で完治する人は完治。(通院治療)

・4週間程度で聴力が固定され、以後の劇的な改善は見込めない。(例外はあるみたいですが。)

 

とにかく耳なり、耳の閉塞感を感じたらすぐに耳鼻科に。

 

突発性難聴と診断され、自宅に帰ってきた人は、明日にも入院できるように病院に相談してください。

 

この情報を読んでいる方が突発性難聴でないことを祈り、そして突発性難聴の方でしたら、1日でも早く治療を開始し、完治の33%になるよう心からお祈り申し上げます。

ここからは私の発症から、治療の詳細を記録程度に記載いたします。

 

2017年5月31日

朝起きると、右耳が詰まった感じがして、音が聞き取りにくいことに気づく。

「ピー」という高音の耳鳴りがずっとしている。

気になったものの、仕事もあったので、あまり気にせず出社し、1日を終える。

 

2017年6月1日

耳の違和感は引き続きだが、あまり気にしていなかった。適当にググって、耳が腫れているだけだと勝手に思いこんでしまった。

耳が腫れると閉塞感、耳鳴りなど突発性難聴と同じ症状が出るらしい。

 

2017年6月2日

耳の違和感は変わらず、気にせず仕事をしていたが、明日から土日に入り

さらに明後日には会社の旅行でパリに行くこともあり、飛行機に12時間も乗ることを考えると、耳の事が心配に。

 夜の19時に新宿の耳鼻科に駆け込む。そこで初めて「突発性難聴」と診断を受ける。

完治の確率が1/3、緩和1/3、治らない1/3という恐ろしい病気であることを

知り、動揺する。

医者にパリに行くことを告げたが、特に止めらることもなく、薬をもらって病院を後にする。

 

2017年6月3日

楽観視して自分は完治の1/3に入るだろうと決め込んでいた。

今日は会社のゴルフコンペ。この日のためにめっちゃ練習したから休むわけにいかない。

朝5時に起きて、茨城県へと向かう。

朝からコンペ会場に着くまでは前日と同じ耳の違和感だったが、会場に着くと緊張、ストレスからなのか、一気に右耳が聞こえにくくなる。

耳がきになるものの、ゴルフで周りに迷惑をかけないようにと必死にプレー。

コンペ終了の17時頃には右耳が一切聞こえなくなっており、かなり焦る。

治らない1/3になってしまうのではと、不安になる。

しかも明日からはパリ。。。。

運よくゴルフコンペの会場には人事厚生部の人もいたため、突発性難聴のことを話し、明日の朝までに耳の調子が改善されていない場合はパリにいけないと

告げる。

 

家に帰宅し、仮眠を取ろうとするも、不安で眠れない。

 

彼女に家に来てもらい、肩や首のマッサージをしてもらう。

病状は変わらずとも、精神的に楽になり、眠ることができた。。。

 

2017年6月4日

朝起きると、右耳は昨日の一切聞こえない状況からほぼ変わらない。

パリに行くことを諦める。

突発性難聴は発症から1週間以内に治療を開始することが大事らしい。

もしパリに行った場合、パリ滞在期間で発症からの1週間を使ってしまう。

右耳が聞こえなくなるリスクを考えた時、パリなんか行っている場合じゃないと判断。人事に連絡しキャンセルをした。

 同日、近所の耳鼻科がやっていることを調べてそこを再度受診する。

そこで出会った先生が、普段常駐している大きな病院に月曜から入院することになる。

 

2017年6月5日

昼から大型病院に行き、聴力検査を行う。

右耳全体的に聴力が落ちており、中程度の難聴と言われる。

症状としては

 

・耳鳴り(ピーという高音)

・閉塞感(水中にいるような感じ)

・めまい(横になるとグルグル回る)

 

実際に右耳はほとんど聞こえる感じではなく、左に一切を頼っている状態。

立体的に音を聞くことができないので、どっちから音がしているのかがわからない。

 

診断後、入院の手続きを行い、ステロイド点滴による治療を開始。

 

2017年6月6日

治療の効果が出たのかはわからないが、若干、右耳の閉塞感がなくなったように感じる。

耳鳴りは継続しているが、閉塞感がなくなり、聞こえが若干良くなった気がする。

今日もステロイドの点滴は継続。さらに麻酔科に行き、星状神経ブロックレーザー治療がスタート。自律神経を刺激して、耳周辺の血行を良くするのが目的らしい。具体的には首の喉仏の横にレーザーを当てるだけ。ほんわかあったかい程度で治療は5分ぐらい。効果は未知数。

 

2017年6月7日

入院後初の聴力検査。結果は一番高い高音以外は左右大きなさなく聞こえているとのこと。

実感としても右耳の閉塞感が(完全にないわけではない)少しずつなくなり、音も立体的に聞こえてくる。

ここでようやく、完治の確率が1/3、緩和1/3の側に自分がいて、治らない1/3ではないんだという安心感が生まれる。

 

一つ心配なのは、先生から治り方が異常に早いので突発性難聴ではない可能性も考えられると言われた。

MRIで見てみないと詳細はわからないので、7月の上旬にMRIをとりましょうと言われる。

とにかく今は、右耳がこのままよくなることを祈るばかり。

 

2017年6月8日

耳の状況は前日とは大きくは変わらない。耳鳴りと閉塞感は入院当初よりは緩和したものの、継続して症状あり。

仕事の仲間、部下たちがお見舞いに来てくれた。こういう時に見舞いに来てくれる仲間を持っていることをとても嬉しく思い、感謝した。

ありがとう。

 

2017年6月9日

明々後日の退院が決まる。入院中最後の聴力検査。

8000ヘルツの高音が聞こえないが、それ以外の音は左右大きな差なく聞こえている。

高音は一度聞こえなくなると、中々聞こえるようにはならないらしい。

聞こえるようになるといいが、このまま聞こえない可能性が高いとのこと。

日常生活には支障のない高音らしいが、音楽をイヤホンで聞くと、若干曇ったような

音に聞こえる。

ここからどこまで改善するかはわからないが、信じるしかない。

耳鳴り、閉塞感は継続しているが、気にならない瞬間が増えてきている。

 

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私のわかる範囲、経験した範囲で何かお伝えできることがあるかもしれません。

何かあればツイッターにリプ飛ばしてくればと思います。

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